きみのいま(仮)

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節分 新しい年へ

立春前の節分は、年4回ある節分のなかでも、太陰暦において大晦日にあたる日。
元旦同様に、古来、新年を迎えたのが立春です。
恒例行事の、豆を撒いたり、恵方巻きを食べた方も多いんじゃないでしょうか。


今日は日中、某百貨店で仕事。
店内の食品フロアも、恵方巻きを求める方達で大混雑していました。


お正月にしろ節分にしろそうなんですが、開運とか招福とかが絡む行事などは、いつも以上に人が集まりますよね。
幸せになりたいと願うのは、人の欲求のなかでも、ごく自然なこと。


大混雑の押し合いへし合いをしてまで、恵方巻きを買い求めようとする人の列を眺めながら、ところで幸せというのはどんな状態だろうというのがふと頭をよぎりました。


たくさんお金があること。
美味しいごはんを食べたいときに食べられること。
周囲から認められること。
多くの方から愛されてモテること。


人の数だけ、それぞれに幸せの定義があると思います。
でもね、もしそれらが満たされたら本当に幸せなのかなということも、同時に感じます。


例えばお金が幸せの定義だったとします。
もし、何かしらで多額のお金が舞い込んだとしても、自身が病気だったり、孤独だったりしたら、それは幸せと言えるのかなと感じます。
また、お金がたくさんあっても満たされず、もっともっとお金が欲しいと渇望感でいっぱいなら、それも幸せと言えるのかなと思うのです。


表面上の状態よりも、どんなじぶんでありたいのか、じぶんが嬉しいことはどんなことか、そういう事を真剣に考えるほうが大切じゃないかなと感じます。


生きていくうえで、物やお金ももちろん大切だとは思います。
ただそれ以上に、外側からの豊かさよりも、自分がどうしたいのかという内側の部分を満たす方が、よっぽど幸せな状態ではないかなと感じるのです。


新たな年というよい節目。
せっかくの良い機会なので、改めて、じぶんにじっくりと向き合って心のベクトルを確認してみようと思います。