きみのいま(仮)

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美味しいということ

その食べ物が美味しいか美味しくないかを分かるようになるには、どれだけほんとうに美味しいものを食べたかの経験値がものをいいます。
香り、味、食感など、美味しいってこういうことなのねと、じぶんの体で感じてこそ身につくもの。


価格じゃない、鮮度でもない、手作りか否かでもない、オーガニックか否かでもない。
いまはテレビだけではなく、ネット上にも様々な情報が溢れかえっているけど、美味しいというのは画一化されたものではなく、個人の感覚の中で育ち決まるもの。


何度美味しくないものを食べても、全く身につかない感覚。
だからこそ、会心の一撃の美味しさに出会えた時は、その味と経験を大切にしたい。


また、この情報の海に漂う社会では、せっかく体感する機会があるのにもかかわらず、あまたの情報に翻弄されて、じぶんからその機会を放棄しがち。ものすごく勿体無い。


じぶんの体で感じて学んで、経験値や判断材料にしていく。
情報過多の時代だからこそ、情報との距離の取り方、活かし方を考えつつ、体が喜ぶ感覚は忘れないようにしていきたい。


こういう形だから美味しいとかこのくらい小さいから美味しいとか、美味しいは頭で考えるものではない。
わたし達はロボットではなく様々な繊細な変化も感じとれる生身の人間。だからその人ならではの美味しいがあるのも当然のこと。


いつから美味しいは、工場のベルトコンベアに乗せられた製品のようになってしまったんでしょうね。